2022/03/21 22:56

今回はSEONのファーストモデルとして販売させて頂いております
”Canny86” について
開発ストーリーを簡単に書かせて頂きます♪
まずCanny86 のデザインコンセプト
これは
「サーフゲーム攻略において
スタンダードであること」
でした😤
ファーストモデルの為
スタンダードな要素を盛り込んだルアーをターゲットにデザインをスタート致しました
このコンセプトに基づきどんな仕様のルアーであるべきか
市販モデルとの併用も含め検討した結果
実は当初、現状の”低比重ジグ”ではなく
スロー域を主体とした
“シンキングペンシル”を考案しておりました
実際、ペンシルを数モデル製作し中で
最も評価が高いモデルがあり
サーフでの使用感が抜群‼
釣果良し
飛距離良し
シンキングペンシルらしく艶かしい泳ぎ
どシャロー帯でも使え浮きすぎず沈み過ぎない
ボトムコンタクトしてもロッドワークに応答が良くすぐに浮き上がる
フォールスピード/アクション
リトリーブスピード等々
まあ兎に角お気に入りでして😅
その時はファーストモデルで決定‼これでいくぞ‼と
考えていたのです
が‼😅
よーくよく考えますとスピードが
スタンダードか?これ?😑 という設定でして😅
リーリングスピードで言いますと
4000HGで2.5~3秒で一回転…
ジャンルで言うと「デッドスロー」
という感じでして…
つまりはスタンダードでは無いと言うことでファーストモデルとしては却下😓
そんなこんなで
コンセプトからやり直す必要があり
色々と調査をする為いつも通りアンチョコを利用😎
SNSや実際にサーフで見かける方々
量販店でのオススメ等々見てみますと
所謂スタンダードとなっているのはメタルジグ😓
釣果数が多いのもメタルジグ😓
釣れていようがいまいが人気はメタルジグ…😅
確かにシンキングペンシルをスタンダードとして攻略を展開するというのは
一般的ではないようで
(最初から分かってはいたのですが笑笑)
私の思うスタンダードなスピードレンジと
一般的にスタンダードと思われるスピードレンジは
かなり差があり
おそらく私が「これSEONスタンダードです‼」と言わせて
頂いたとしてもフィーリング的に乖離が大き過ぎるために
ご理解頂く事が出来ない可能性が高いと思い
ファーストモデルという超命題を背負っているモデルゆえに
基本的なデザインから全面的に
見直しを図りました
そこで立ち返り
サーフゲームで使用するルアーに求められる
スタンダード的要素とは何かを考えた結果
ザックリいえば
・キャスタビリティ
・しっかり沈む
・スローリトリーブ対応
・サーチのし易さ
ここらあたりが必要なところかと私は考えており
シンキングペンシルの状態でも上記は既にクリアはしていたのですが
問題は極端にスピードレンジが遅い😓
じゃあ単純に重くしてスピードレンジを上げればいいのか!と
まあ実際そういうわけにはいかないんですが笑笑
これが実際かなりの曲者でして
泳がないとか単純に重くなりすぎるとか
様々な問題をクリアするにあたり
だんだんとスピードレンジを上げると
ジグに近づいてきたので😅
シンキングペンシルと呼称するのを止め
既に浸透している分かりやすい
”低比重ジグ”と位置づけをした
という流れです
既にお気づきかと思いますが
一般的に低比重ジグといえば
鉛のメタルジグに対し亜鉛等の低比重な材質を使用したものがメジャーですが
"Canny86"はこういったモデルとは根本的に違っておりまして
シンキングペンシルにサーフで使い易いよう様々な要素を取り入れていった結果”樹脂ボディの低比重ジグ”となった
そんなイメージのルアーです
とはいえ既にご使用頂いたことのある方は
お分かりかと思いますが
使用感はシンキングペンシルではなく
「どちらかといえば…」とかいうレベルでなく
普通にジグです
続きまして"Canny86"のこだわりについて
これはいたってシンプル
上で書いたサーフで要求するスタンダード的要素そのままとプラスαです
・フリーフォールで沈めるときはしっかりと沈み
・テンションフォールではスロー且つボトムコンタクトを感知できる
・スローでもしっかりとアクションを発生する
・メタルジグのようなランダム性の高いアクションではなく
安定的なアクションであること
そして何より
「ボトムを意識したスローリトリーブが簡単」ということ
等々、私がサーフを攻略する上での必要と思うスタンダード要素を
しっかり具現化するよう磨いたジグ
これがSEONファーストモデル"Canny86"です
ジグですよ メタルジグじゃなく
(ボディは樹脂ですので)
今日も全くためになる話はございませんが
長々とすみません
お付き合い頂き有り難う御座います
次回はSEONのデザインコンセプト
「-more choices-」について語らせて頂こうと
思います