2023/01/17 22:54


毎度ご覧頂き有り難う御座います😆😆

今回のBlogでは偶にはお役立ち情報ネタを上げてみようと思いまして
SEONとはあまり関係ない話ですが!
私達が行っている「フックの研ぎ方」についてご紹介させて頂きます😆😆😆

今更フック研ぎ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが‼
もしご存知でなかったらご参考までに‼

今回ご紹介させて頂く方法というのは現場(釣り場)では無くご自宅でまとめてメンテナンスを行う場合の
研ぎ方です😤
現場で研ぐ場合については基本的にシャープナーを使用することをオススメします😆
というかシャープナーだけで普段のメンテナンスも間に合うという方あれば今回ご紹介する方法を
使わなくても全く問題は無いのですが😅
私達のように大量のルアーを持ち歩く場合にはフックのメンテナンスにシャープナーを使用したのでは
時間がかかり過ぎてダメ🙅なのです
ちょっと極端な例かもしれないですが、私の場合はテストルアーやら普段から使っている物、その他にも
販売を計画していないけどルアーの有効性を実験するためにチューニングを施したルアーであったりと
結構な数(通常で100個程)のルアーを持ち歩きますので
シャープナーで丁寧に一本一本の針先を研いでいたら遠征で寝る🛏️ことができなくなってしまいます

そこで編み出した‼というほどでもないですが笑笑

文明の利器を使ったハイコストパフォーマンスなオススメの研ぎ方を
今回はご紹介させて頂きます😆😆

「研ぐのがめんどくさい!」「針を一々変えているとコスト的に負担が大きすぎる!」という方も
この方法なら安価に手早くそして針先を滑らか且つシャープに研ぐことが出来ますし
是非この機会にお試し頂ければと思います😆😆😆

針先の鋭さは釣果にも直結する重要なメンテナンスとなりますので釣果にお悩みの方が
(私のBlogを見ていらっしゃるとは思っておりませんが)
もしいらっしゃいましたらチャンスかもしれないです⁉


では先ず一番重要なことを説明の前に書かせて頂きますと‼
絶対に安全第一で作業をお願い致します🙇
当然ですが釣針ですので怪我の恐れもありますし
今回ご紹介させて頂く作業は小型ですが電気工具を使用するため
適正な方法を取らなければ最悪の場合は大きな負傷を受ける
可能性が有ることをよくご理解の上で行ってください

また、当該作業は必ず自己責任でお願い致します🙇
当該作業における負傷等につきまして私達は一切の責任を負い兼ねますので
その点はご理解の上で作業をお願い致します

それでは用意する道具について!
ルアーフィッシングで利用するプライヤー等を除けば以下の道具類が必要となります

①電動ミニリューター
※使用電圧は100Vのモデルをオススメします
②バフ(ナイロンタワシ)
※軸径はリューターのチャックに装着可能なサイズをご選択ください
※バフにはフェルト、ナイロンタワシ、ワイヤー等々種類が幾らか販売されておりますが 
 ナイロンタワシをオススメします
 ワイヤーは細い金属線が飛び散りますので後処理が大変になります
③保護メガネ
④作業手袋

以上です😆

どれも通販で安価に手に入る物ですので問題なく揃うと思います
具体的な数字は書きませんがフックの年間使用量に換算すると費用対効果は驚くほどに高い事を
感じて頂けると思います


それでは研ぎ方について
①当然ですが必ず保護具(保護メガネ/作業手袋)を装着してください
 バフのかけらが飛散したりバフにフックが絡むと大変危険です
 
②リューターの回転方向を確認してください
 錆を除去する際にリューターの回転方向(研削方向)が針先と逆(下図をご参照ください)
 となっていなければ針が絡んでしまい大変危険です
 また、リューターの回転数が調整可能な場合は最低回転数の状態から安全を確認しながら徐々に上げるように
 注意してください
 かなり低回転でも十分に錆の除去/研磨は可能です
 過度な回転数は針が引っかかる等の危険が有りますので最低限の回転数で作業を行ってください

③フックをプライヤー等でしっかりと保持しバフで針を側面から撫でるように錆を除去してください
 錆を除去する箇所はフックの全体ですがカン(アイ)の部分も忘れず錆を除去してください
 フックが折損する場合の多くはゲイブ部(針の曲がっている個所あたり)で折損することが多いですが
 カンも錆びていていると同じく強度が低下し折損します

④フックの針先を研磨してください
 リューターの回転方向に注意しながら針先の側面を3方向から(下図を参照ください)研磨してください
 内側(バーブ側)は無理に研磨する必要はありません
 3方向を研磨すればおおよそ尖らせることができます
 
⑤針先を爪やペットボトル等に当ててツルツルと滑らないかご確認ください
 もし滑るようであれば研ぎ足りない若しくは針先が曲がっている/折れている状態が予測されます
 曲がっているだけであればギザなしペンチやプライヤーのフラット面等を使用して針先を真っ直ぐにし
 再度リューターを使用して研ぎ直し針先を確認してください

 
基本的には以上で研磨完了となります


この↑写真の通り錆が除去されているのは明確です
針先は…目視はできませんがしっかりと鋭利な針先を取り戻しています

今回は見えやすいようにルアーからフックを取り外して撮影をしておりますが
慣れてしまえばルアーに装着したままでも研磨は可能です
但し、ルアーも一緒に削らないようにご注意ください笑笑


補足ですがSEONで多く使用しているトレブルフックのモデルは「C'ultiva : STX-45ZN」というフックです
こちらのモデルは錆が発生する前に亜鉛コートがフックを保護してくれますので1度でも使用すると
黒い保護膜が形成されます
この亜鉛コートは実際かなり優秀でして有るのと無いのでは雲泥の差が生じます
従って亜鉛コートを研磨して除去してしまうと錆易くなってしまうので出来る限り赤錆のみの
除去をオススメします
針先が鈍ってしまっても目立った錆が見られず黒いだけの状態であれば余分な研磨は行わずに
針先のみの研磨に止めておく方がフックの寿命は延びます


更に補足ですが
フックの錆取りに「錆取り剤」のようなものを使用することはオススメできません
「錆取り剤」はフックに使用するには強すぎます
あとすごく臭いです笑笑

錆は取れても結局針先は研磨しないとダメですし
針先まで侵されてしまった場合は研磨が余計に手間となり
そして何より耐食性がガッツリ下がるのですぐに再発錆します
ハッキリ言ってフックが使い物にならなくなるのがオチでしょう


という訳で今回はフックの研ぎ方について長々と書かせて頂きました!😤😤😤

フックの悩みというのは多かれ少なかれ皆様にあるものだと思います
それは私達とて例外ではなく、様々な対策を取って現在はこの良質なフック+メンテナンスというスタイルに
落ち着きました
しかし実際、あまりにも消費が激しく安価なフックをプロトルアーに使用していた時期も正直に言って有ります
ですが!
結局フック交換の周期が早くなるのでコスト的に悪化した上でメンテナンス頻度もかなり上がるという…
どのフックがどうとは書きませんが、良質なフックと良いメンテナンスが私達に限らず皆様のフィッシングライフにとって
アドバンテージとなると私は思うのです
釣果という結果を求めるのであればルアーの選択は非常に大切ですが同じくフックの選択も重要なファクターとなります
そしてそこには良いメンテナンス無しでは越えられない壁が幾らか有ります
メンテナンスは面倒だなーとか手間と感じるかもしれません
というか何だって手を付ける前は誰でも面倒だと思っています
しかし実際やってみると結構面白いと思えるところもあろうかと思います
こういったメンテナンスも含めて釣りを好きになって頂けますと
私達としましても幸いです😆😆😆

ではまた!